平成31年度の応用情報技術者試験(AP)受けてきました!!
毎年春・秋の2回実施されていて、毎回5万人程度が受験している同試験。
Webのサーバーサイドエンジニアを2年経験してから試験を受けてみた感想と、どれくらい勉強したのかをまとめておきます。
試験結果はまだ出ていないので、もしも落ちていたらここで紹介する勉強法じゃ足りないんだな。俺はこいつよりも勉強するぞ!と反面教師にしてください...。
試験中 ↓ こんなことばっかり考えて全然集中してなかったので、合格できてるか不安...。
今日の応用情報試験、「松屋きたー!ちょまどさんの影響力すげー!!」
— 仮想サーファー@さぼりエンジニア (@virtual_techX) April 21, 2019
って思ってたけど、メニュー見たら吉野家説が濃厚だ#応用情報技術者試験 pic.twitter.com/FqDgHVtkkk
業務経験あるのになんで応用情報技術者試験?
そもそもエンジニアとして働いている時点で、プログラミングとかデータベースとかプロジェクトマネジメントとか諸々の業務知識は自然とついていますよね。
僕自身、「業務を通してエンジニア業務で必要になる知識は身につけられているのに、今更受験する必要あるの?」「情報系の学生が単位のために受験する試験じゃないの?」とおもっていました。
...なのですが、エンジニアとして3年目に突入して、キャリア面談で「エンジニアとしてのあなたの得意分野って何?」って聞かれることが増えてきて、それに明確に答えられない自分がいるなあと。
もともと情報科学系の勉強をしたバックグラウンドがないので、エンジニアとして求められる一般的な知識も知らない領域が多いなぁと。
そんなことをフラフラ考えていると、応用情報技術者試験のことが頭をよぎり、「あ、これ勉強すれば広く浅く情報科学の知識を知れるのでは!」と思いいたり、試験受験の応募をして勉強することに。
(詳しい経緯はこちらの記事に書きました↓)
応用情報技術者試験の勉強方法
「試験に申し込めば、強制的に勉強するようになるだろう!」
という安易な気持ちで受験を決めて、試験の3ヶ月前に5000円ちょいの受験料を入金しましたが、そんなにすぐに勉強することもなく...。
結局、試験の2週間前になって勉強を開始しました。
「まあ業務経験あるし、さらっと勉強すれば受かるっしょ!」と。(当初の目的どこいった感)
試験までの2週間で勉強した内容はこんな感じでした。
【勉強方法】
<午前問題>
応用情報技術者過去問道場|応用情報技術者試験.com で過去5年分の試験過去問をひたすら解いて、間違えた問題だけ再度解くのを繰り返す。
<午後問題>
応用情報技術者過去問道場|応用情報技術者試験.com で過去5年分の試験過去問をひたすら解く。間違えた問題だけ再度解くのを繰り返す。上記のサイトには回答がついていない問題も多かったので、 応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題 を買ってついてくるPDF回答で解説を確認する。
【勉強時間】
1日に4時間くらい。休日は1日に8時間くらい。合計すると45時間くらい。
会社員として働いている以上、平日の業務時間外に勉強時間を取るのと、モチベーションを持続させるのは結構大変でしたね...。
終業後は家に帰る前にカフェに寄って、カフェの閉店時間まで問題を解く。
「今日は、やる気が出ないな〜。やめとこかな。」と思ったら、「1問だけ!1問だけ解こう!」と自分を動かして1問だけ解かせると、そのまま勢いで1年分の問題を解くことができやすかったです。
(僕はこれを「ゆるく始まる慣性の魔力」と呼んでいます。)
2、3年分の過去問をやると、「あ、自分はネットワークの問題はどれだけやっても覚えられないな。」とか「システムアーキテクチャの問題、全然解けねえ...」「データベースの問題は余裕で分かる!」と、自分の苦手な領域と得意な領域が見えてきます。
それ以降は、午後の過去問は自分の得意な領域に特化し、苦手な領域は午前問題だけ解くようにしました。
午前問題は試験範囲全ての領域で出題されますが、午後試験では10個の領域から4つを選んで回答する形式なので、得意領域に取捨選択することは必須。
勉強時間が実質2週間しかなかったので、この取捨選択は正しかったかなと。
結局、応用情報技術者試験の勉強してみてよかった?
結論、5000円ちょい払って勉強してよかったなと。
よかったなと思えた理由は、以下3つが大きい。
①エンジニアとして求められる広く浅い知識が身についた。
②エンジニアとして働く上で、自分の得意な領域と苦手な領域がはっきりした。
③平日に勉強する習慣ができた。
①エンジニアとして求められる広く浅い知識が身についた。
当初の目的の話でも書きましたが、応用情報技術者試験の勉強をすることで、エンジニアとして求められる浅く広い知識を得ることができました。
プロジェクトマネジメントの手法とか、サーバーの冗長化方法の種類とか、データベースのロックの話とか、今までなんとなく業務で学んでいた内容はもちろん、労働契約の種類と内容の違いとか、システム監査の基本手順みたいな今まで業務では聞いたことなかった知識に触れることができたなと。
会社員としてサーバーサイドエンジニア業務をしているだけでは触れることがないけど、今後職務領域が広がったり環境が変化したりしたら必須になる知識を知っているの知らないのとでは取れる選択肢が大きく変わってくると思うので。
②エンジニアとして働く上で、自分の得意な領域と苦手な領域がはっきりした。
これもめっちゃ価値あった。
ざっくりプログラミングとデータベースは普段触っているからできるだろうな〜と思っていて正しかったけど、ネットワークとかシステムアーキテクチャの領域は全然頭に入ってこない。逆にプロジェクトマネジメントとか経営戦略で出てくる数式とかはスッと頭に入ってくるなと。
今後のキャリアを考える上でも、自分の苦手な領域で戦っていくよりは、得意な領域を伸ばしていったほうが自分も楽しいし仕事での成果出やすくていいだろうなと。
③平日に勉強する習慣ができた。
これは勉強してみるまで気づかなかったけど、今回の試験勉強でめちゃくちゃよかったことの1つ。
(怠慢のせいで)2週間ほとんど応用技術者試験の勉強をせざるを得ない状況になったから、業務外の時間でボ〜ッと時間を過ごさずに作業をする習慣ができた。
かつ、業務でやっていることとは別の作業をすることで、頭が切り替えれて業務での疲労感がなくなるからいいなと。
せっかく得られたよい習慣なので、なんとか継続させたい...。
まとめ
以上、「応用情報技術者試験(AP)を受験するメリットと勉強した方法まとめ」でした。
つらつらといろいろ書きましたが、合格発表はまだ先ですからね〜。
受験したからには受かってて欲しい〜。
合格してたら結果報告します( ・v・)b 笑
朝起きて会場に行くだけでも4人に3人は脱落しているので、受験検討している方は早起きの習慣もつけようね...!!
情報処理試験の去年(2018年)の数値見てみると、
— 仮想サーファー@さぼりエンジニア (@virtual_techX) April 20, 2019
・534,518人が応募
・387,499人が受験
・121,136人が合格
って5000円ちょいの受験料はらって試験受けることすらしていない人が15万人もいる...??
7億円もお金が無駄になっている...7億円欲しい....
ついでに、今回の試験を受けた人たちの試験の出来具合アンケートも取ってみました。
今日の応用情報技術者試験、ぶっちゃけどうだった?
— 仮想サーファー@さぼりエンジニア (@virtual_techX) 2019年4月21日
わりと難しかったっていう意見が多いですかね...?
では!
追記(2019年6月21日)
無事合格してました( ・v・)b