こんばんは!
2013年からの仮想通貨市場のチャートの動きと、2018年の2月現在まで、どのような推移をしているのかな?と気になったので、調べてみました!
チャートは基本的に CoinMarketCap のチャートを参考にさせてもらいました。
2013年から2018年までのBitcoin市場のチャート推移
今回は、Bitcoinの値動きに関して見ていきます。(Bitcoinの値動きと他のコインの値動きは、ある程度相関しているという前提のもと見ていきます。)
まずは、2013年の5月から、2018年の2月現在までの値動きのチャートのまとめです。
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
2017年の11月頃から爆発的に伸びていることがわかります。早期に参入していた人は、この2017年11月〜2018年1月の期間で莫大な利益を獲得できたであろうことが予想できます。まさに億り人量産時期ですね。
2013年から2018年2月現在までを一覧で見ると、2017年末の価格暴騰によってそれまでの価格の上下がかき消されてしまうので、2013年から1年スパンで価格の上下の変動を見ていくことにしましょう。
2013年の価格の変動
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
まずは2013年の値動き。10月末までは価格が安定していたのが年末にかけて一気に高騰していき、そこからクリスマス前後に一度暴落して、また上昇傾向に入っていることがわかります。
ちなみに、2013円の10月~12月ごろにどのような記事が出回っていたのかを調べたところ、「Bitcoinは新しいユーロとなるのか?」というものや、ビットコインの仕組み解説記事や、バブルの懸念を示している記事も。さらには、類似コインが多数出てきている状況などは、2017年9月頃から2017年末にかけての状況に酷似しています。
2014年の価格の変動
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
価格の高騰が見られた2013年末から2014年になっての値動きです。それまで高騰していた価格は、マウントゴックス事件の発生とともに一気に下降トレンドに突入します。5月から6月にかけて一時的に上昇したものの、年間を通して下降傾向にあることが分かります。
2014年の1月に発行されたモナコインがガジェット通信に取り上げられていたり、各国で徐々に規制が検討されたりしていた1月。そこから、1月25日のマウントゴックス事件の発生によって、一気に仮想通貨に対しての批判報道が増えていきます。最大手の取引所であったマウントゴックスが取引を停止したことによって、一気に価格の暴落、仮想通貨への不信感は高まっていきました。ロンブーの淳さんがTwitterでBitcoinに関して言及しているあたり、藤崎マーケットのトキさんがTwitter上で自身の資産が消失したことをネタにしている現状と似通ったものを感じますね。ちなみにこの当時、クリス・ラーセン氏(Rippleが高騰した2018年現在、大富豪となっている)は、XRPに対しての構想を語っています。この当時から粛々と開発を進めていたのですね。今となっては界隈で知らない人はいない大手取引所bitFlyerが、この時期にビットコインの販売事業を開始しています。
5月から6月にかけての当時の状況としては、世界的な投資家アンドリーセン・ホロウィッツがビットコイン関連の企業に投資を進め、東南アジアでの決済手段としてビットコインが普及するのではないかという話が出ています。ちなみに界隈で有名なKoji(@Coin_and_Peace)さんは2014年10月ごろからブログで発信を進めたようですね。
2015年の価格の変動
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
2014年始めのマウントゴックス事件を受けて下げ傾向が続き、年間を通して安定して推移していたところから2015年の値動きです。10月ごろまでは一時的な上下はあるものの年間で見ると安定していた価格が、10月から暴騰を見せています。
2015年の状況は、2017年の1年間と同じような動きをしていて面白いです。まず2015年の2月ごろに経済学者の野口悠紀雄とBitnet Technologies・CEOのJohn McDonnellさんが対談をしていますが、マイニングのコストが高くなっていくこと、詐欺的な使われ方をしていることへの懸念、銀行の役割の見直しの動きなどに関して言及しています。この記事の野口さんの発言からもわかるように、一般層にとっての仮想通貨は「単なる怪しいもの」という印象が、当時の一般的な認識だったように思います。2015年の3月にかけて価格が上昇を見せていますが、この当時は何があったのか?を調べてみると、2015年1月ごろからNTTの米ベンチャー「コインベース」への投資やリクルートのビットフライヤーへの出資が行われています。大手の参入が加速し、2014年2月の不信感発生から1年をかけて、大企業からは徐々に好意的な印象に転換していっている印象ですね。
そこから、2015年10月になって、一気に価格バブルになっていきます。まず仮想通貨投資によって億り人になれる?的な論調が出てきています。価格が高騰している時には、「仮想通貨で儲かるぞ!」と謳うメディアが増えるのは歴史の常ですね。そこから2015年の12月にテックビューロのmijinとさくらインターネットの協働実証実験により、プライベート・ブロックチェーンのクラウド化技術が提供され始めます。
2016年の価格の変動
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
ここまでの歴史的な動きを見てみると、「2015年末での暴騰を受けて、2016年始めは暴落するかな?」と思って見ていくと、やはり1月末から2月にかけては価格が下がっています。そこからの価格は6月ごろまで安定的に推移し、6月~8月に上昇を見せてから上昇傾向で安定的に推移しています。
2016年5月には国会で「仮想通貨法」が可決され、仮想通貨取引に関するさまざまな規定が定められました。これによって、ビットコインは仮想通貨である(nanacoやsuicaなどの電子マネーとは異なる)という認識が一般的となりました。そして、2016年の6月から8月にかけて価格が高騰を見せていますが、この当時には何があったのか?と調べてみると、6月20日にQUOINEがジャフコなどから17億円相当の出資を受けたり、DMMの仮想通貨決済対応がニュースになったりと再び仮想通貨の露出が増えてきているタイミングですね。
2017年と2018年2月現在までの価格の変動
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
2017年1月から8月までは上昇傾向ではあったものの安定していたのが、9月~11月の期間に高騰を始め、12月から1月にかけて急騰するに至っています。11月頃から1月までの期間は連日、仮想通貨関連のニュースがなされていて、ビットコイン・仮想通貨が一気に市民権を獲得した時期となりました。
2017年の1月から情報感度の高い人が目をつけ始め、投資ブログが数多く始められた印象です。資産ほぼゼロから億り人になったニシノカズ(@nishinokazu)さんも、この頃に仮想通貨投資を開始していますね。当然のように歴史は繰り返し、詐欺コインや詐欺商法が増え始めていることもわかります。2017年4月1日には、「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案要綱」 という仮想通貨の取り扱いに関する法案が世界に先駆けて施行されました。そして、この頃にはイーサリアムが相当な価格高騰を見せ、国内でもVitalik Buterinが注目を浴び始めます。6月には価格の高騰と共に大手メディア記事で紹介されることも増加し始め、そのタイミングで投資を始める人たちも増えていきます。今では相当なPVを記録しているであろう玲奈@丸の内OL仮想通貨ブログ(@reinabb3)さんも6月頃に投資を始めたと言われていますね。(同人は8月頃にブログも開始していますが、仮想通貨の知名度爆増と共に仮想通貨関連ブログが急増する時期になっていきます。)
8月1日、ビットコインキャッシュがビットコインから分裂して誕生し、価格が若干動くなど、分裂騒動が起きたり、9月には仮想通貨大国であった中国国内での取引所閉鎖が断行され、一時市場が混乱するなど、毎週何かしらの動きがあるテクニカル投資家にとっては忙しい期間となっていきます。
そして、9月から12月頭にかけて、モナコイン価格が圧倒的な暴騰を見せます。9月には50円程度だった価格が12月2日には1800円を記録するという、ほんの2ヶ月間で36倍もの価格高騰を記録します。100万円分のモナコインを買っていれば、2ヶ月で3600万円にまで成長したわけですね。モナコインは一気に億り人を生んだことでしょう。
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
12月にはBitcoin価格も今までの歴史でもっとも高値となる200万円/1BTC以上を記録し、コインチェックの出川さんを起用したCMがWebとテレビで放映され始め、仮想通貨投資に取り組む人(通称、出川組)が一気に参入しました。そして、年末年始にかけて価格の高騰は続き、1月16日の韓国政府の規制報道を受けて価格の暴落が始まり、先週のコインチェック事件を受けて価格が一気に下降トレンドに入って2月現在でとなっています。
以上が、1年ごとにみた、ビットコインの価格変動の推移です。年単位で見ると価格変動のトレンドが見えてきますね。ここまでは歴史を見てきましたが、2018年2月現在から、未来の価格はどのように変動していくのでしょうか。
結局、2018年以降は価格どうなるの?
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
以下は、長期トレンドから見た僕の独断と偏見でしかないので一意見として聞き流してもらえればと思います。
(画像:CoinMarketCapを参考に作成)
2013年から現在までの長期トレンドで見ると、安定期(2013年頭〜2013年10月)→高騰or暴騰期(2013年10月〜2014年1月)→下降or暴落期(2014年1月〜2014年2月)→安定期(2014年2月〜2015年10月)→高騰or暴騰期(2015年10月〜2016年1月)→下降or暴落期(2016年1月〜2016年2月)→安定期(2016年2月〜2016年6月)→高騰or暴騰期(2016年6月〜2016年8月)→安定期(2016年8月〜2017年8月)→高騰or暴騰期(2017年8月〜2018年1月)→下降or暴落期(2018年1月〜2018年2月)というように、ある程度の周期を持って推移していることがわかります。ここから単純に考えると、2019年の10月ごろまで安定的に価格は推移し、2019年の10月頃から再度バブル(価格の高騰)が発生するのかな?と予想できます。
とは言っても、そんなに簡単な市場ではないとも思います。なので価格の変遷と社会の動きの歴史をもとに、これから起こるであろう事象を予測しておきます。1年後の2018年12月末に以下の予測が概ね当たっていれば、歴史は繰り返されて2019年10月からの高騰の可能性は高いと言えるのではないでしょうか。
暴落期→安定前(2018年2月〜2018年5月頃)
投資をしていた一般層が話題にあげなくなる。仮想通貨関連のマスメディア記事が徐々に減る。
安定期→微増前(2018年5月〜2018年10月頃)
大手企業による仮想通貨関連サービスが提供され、特定のメディアで一時的に取り上げられるが、一般層が話題に挙げることはない。価格は1年間を通してみると安定的に推移する。
微増→暴騰前(2018年10月〜2019年9月頃)
大手企業の提供したブロックチェーン関連サービスが主に東南アジアで日常的に使われるようになり、一般に対してブロックチェーン関連技術、仮想通貨の使用シーンが提供され、アーリーアダプターに浸透していく。
暴騰期→暴落前(2019年9月〜2020年1月)
大手企業の参入が増える→個人メディアが取り上げることが増え、徐々にマスメディアでの露出が増え、儲かっている人が取り上げられる。コインチェック事件とその後のみずなしさんの追跡の様子が映画・小説などマスメディアで再度取り上げられ盛り上がる。→技術をよく理解していない人(普段PCを使わないような、おじいちゃんやおばあちゃん層)も話題に出し始める。
暴落期→安定前(2020年1月〜2020年2月)
セキュリティの問題で何かしらの事件が起きる。事件を受けて価格の急落が発生し、価格の下降が継続的に発生する。
歴史的に同じような変遷をたどるのであれば、ざっくり以上のような流れになるのではないかなと妄想しています。
ちなみに僕は、以上の妄想を信じて、2019年の年末年始までは現在保有している仮想通貨を法定通貨に換えない方針で生き抜き、2020年の年始に売り抜けようと思います!2年スパンでのガチホですね。笑
その時までブログ続けられるんだろうか...。がんばります!笑
では!