Webサイト制作からWebアプリケーションの開発、スマホアプリの開発まで活躍の幅が広いプログラミング言語のJavaScript。
JavaScriptはエンジニアとして働くなら誰でも必須で学んでおきたいプログラミングの一つで、基礎をしっかり理解できればWebフロントエンドエンジニアとしてもスマホアプリ開発エンジニアとしても働きやすいプログラミング学習者にオススメの言語です。
今回は、プログラミング言語JavaScriptを学べるUdemyのコースの中から、プログラミングを学ぶ目的と難易度別にオススメのコースを紹介していきます。
Udemyとは?Udemyの特徴
Udemyとはどんなサービスなのか?
Udemyとは、Google・Apple・FacebookなどIT有名企業が本社を置くアメリカのシリコンバレーで生まれたオンライン学習サイトです。
プログラミング言語のJavaScript以外にも多くのプログラミング言語のコースや、Webデザインのコースなど、様々なプログラミングを学習することができます。
普段は1つのコースで1万円から2万円程度の価格になっていますが、不定期で開催されているセール期間中は、セール対象コースが1200円〜1800円程度から購入できる場合もあります。
2020年のセール期間はいつ頃か、セール期間以外でもUdemyのコースを安く購入する方法は以下の記事でまとめています。
Udemyでプログラミング学習をするメリット
Udemyでプログラミングを学習することのメリットをまとめると以下ですね。
Udemyでプログラミング学習するメリット
- 不定期でセールを行なっており、最安値1,200円から購入できるタイミングがある。
- 買い切りで購入時点しか料金はかからず、さらに購入から30日間は返金保証あり(2019年12月9日現在)。
- 再生速度を0.5倍〜2倍速に調整できて、速く流したいところは倍速、ゆっくり理解したいところは低速にできる。
- 動画形式で、電車移動中など耳と目しか使えない場所でも自由に学べる。
- コースによっては、講師の方が無償で質問に回答してくれる場合もあり、疑問点を解消できる。
セール中に購入できれば技術書を1冊買うよりも安い値段でコースを購入できますし、電車通勤中などの作業ができない隙間時間でも学習することができるのは嬉しいですよね。
個人的には、「電車の中で流し聞きをしていて、家に帰ったあと気に気になった箇所をしっかり復習する」という学習方法を取り入れています。
新しい技術をスキマ時間で効率的に学習できるので、重宝しています。
プログラミング言語JavaScriptとは?
JavaScriptは、Webアプリケーション開発をする上では必須となる画面の制御やデータの加工などの処理をすることができる汎用的なプログラミング言語です。
JavaScriptはこの記事を読むときに利用されているGoogle ChromやSafariなどのブラウザの中でも用いられているプログラミング言語で、ボタンを押した時にボタンの色を変えたり、ポップアップアラートを表示させたり、フォームの入力値が正しいかどうかのチェックを行ったりと、画面上のオブジェクトのあらゆる動作を制御することができます。
Web系のIT企業であればJavaScriptを開発に使っていない企業はないほど多くの開発現場で利用されているので、JavaScriptで開発することができるようになれば、多くの企業で働く機会を得ることができます。
また、2015年に登場したJavaScriptのフレームワークReactが元になったスマホアプリ開発ができるReact Nativeも学べば、スマホアプリ開発もできるようになるので、スマホアプリ開発エンジニアとしての道もひらけますね。
(画像:【現役エンジニア解説】2020年に初心者が最初に学ぶべきプログラミング言語 - 仮想サーファーの日常)
JavaScriptは、求人数と学習のしやすさの面でも優れているので、特にプログラミング初心者の方にはオススメで、2020年時点ではPythonの次にオススメのプログラミング言語になっています。
UdemyでJavaScriptが学べるオススメのコースを難易度と目的別に
JavaScriptを学びたい方の学習の目的は、以下のいずれかになると思います。
JavaScriptで学びたいもの
ここからはJavaScriptを学ぶ目的別に、Udemyのオススメのコースを紹介していきます。
紹介しているコースの最初のほうから初心者の方向けで、あとになるほど難易度が上がって経験者の方向けのコースとなっていきます。
JavaScriptの基礎を一通り学びたい方向け
はじめてのプログラミング言語としてJavaScriptを学ぶ、初心者の方向けのオススメコースを紹介していきます。
[HTML/CSS/JavaScript] フロントエンドエンジニアになりたい人の Webプログラミング入門
こんな方にオススメ!
- プログラミングの学習自体が未経験の方
- フロントエンドエンジニアとして必要になるプログラミング知識の基礎を学びたい方
- 実際に手を動かしながら、Webサイト制作に必要なスキルを身に付けたい方
HTML/CSSとJavaScriptをこれから学びたい方、Progateで少し学んでみて、もう少し進んだ内容を学んでみたい方にオススメのコースです。
HTMLとCSSはもちろん、JavaScriptでイベントをもとに処理を行う実装方法、非同期で通信するAjax通信の実装方法など、フロントエンドエンジニアとして働く上で基礎として必要になる知識が一通り学べる人気のコースになっています。
このコースで学べること
- HTML/CSSでフォーム作成
- レスポンシブWebデザイン(スマホ対応のサイト作成)
- Bootstrapの利用方法
- JavaScript(イベントドリブン、Ajax通信、ライブラリ利用方法)
[HTML/CSS/JavaScript] フロントエンドエンジニアになりたい人の Webプログラミング入門
【世界で2万人が受講】JavaScriptエンジニアのためのES6完全ガイド
こんな方にオススメ!
- JavaScriptの基礎は理解できたが、もっとスッキリとキレイに書きたいという方
- フロントエンドエンジニアとして一歩進んだ技術力をつけたい方
- ES6(ES2015)に対しての理解を深めたい方
JavaScriptを学んでみて、なぜこのような書き方をするのか、関数の中ではどんな処理が行われているのかなど、もう少し進んだ内容を学んでみたい方にオススメのコースです。
モダンなWebのフレームワークを扱う上で必須になってきているES6(ES2015)をその技術が必要になった背景とともに学ぶことができるので、フロントエンドエンジニアとして働く上で一歩進んだ技術力をつけたい方にもオススメですね。
実際にコードを実行しながら挙動を確認しつつ進められ、演習問題を通して実際に考えることも求められるので、実践的な理解が深まります。
このコースで学べること
- ES6の便利メソッド(forEach, map, filter, find, reduce)の基礎と利用方法と必要な背景
- テンプレートリテラルの基礎と使い方と使う場面
- アロー関数の基礎と使い方
【世界で2万人が受講】JavaScriptエンジニアのためのES6完全ガイド
JavaScriptでWebサービスを開発したい方向け
JavaScriptを使って何か動くWebサービスを作ってみたい!という方向けにオススメのコースです。
Vue JS 入門決定版!jQuery を使わない Web 開発 - 導入からアプリケーション開発まで体系的に動画で学ぶ
こんな方にオススメ!
- HTML/CSS/JavaScriptの基礎知識はあって、Vue.jsでのWebアプリケーション開発を学んでみたい方
- 手を動かしながらVue.jsの基礎を学びたい方
HTMLとCSSとJavaScriptの基礎はだいたい理解できたから、実践的なWebアプリケーションを開発できるようになりたい!という方にオススメのコースです。
JavaScriptでかんたんなWebサービスを開発するときに利用されることが多いVue.jsというフレームワークを利用して、Webアプリケーションを開発する方法を学ぶことができます。
Qiita.comなどのようなWebサイトのデータを取得するなど、Webアプリケーションを個人で開発するなら必須となるAPI(外部サービスのデータを取得したり、プログラムでリクエストを送って操作することができるもの)の利用方法を学ぶことができるのも実践的で嬉しいですね。
このコースで学べること
- Vue.jsの基本的な使い方(環境構築、テンプレート、イベント処理、データバインディング)
- Vue.jsの基礎(算出プロパティ、監視プロパティ、クラス、イベントハンドリング、コンポーネント)
- Vue.jsで簡単なWebアプリケーションを開発する方法(TODOアプリ、Bitcoin価格表示アプリ)
- APIの基礎と利用方法
Vue JS 入門決定版!jQuery を使わない Web 開発 - 導入からアプリケーション開発まで体系的に動画で学ぶ
Vue.js + Firebaseで作るシングルページアプリケーション
こんな方にオススメ!
- Vue jsの基礎を学びアプリケーションの開発から公開までを経験してみたい方
- Firebaseでサーバーを構築せずに認証やデータベースの機能を使用してみたい方
- モダンなフロントエンド開発について学びたい方
Vue.jsとFirebaseを利用してWebアプリケーションを開発し、開発したアプリケーションをインターネット上で公開する方法を学ぶことができるコースです。
Vue.jsののデータフローを管理するためのVuex、シングルページアプリケーションを実現するためのVue Router、Vue.jsの開発環境を素早く立ち上げることができるVue CLI、UIコンポーネントとして利用されるVuetifyなど幅広い知識を実際に手を動かしながら学ぶことができます。
また、実践的な開発の場面では必ず必要になる開発環境の構築、認証機能、アプリケーションの作成、デプロイ(アプリケーションの公開)までの一連の流れを経験することができるのはありがたいですね。
このコースで学べること
- Vue jsを使用したアプリケーションの開発の基礎
- Vue jsのプラグインVuexやVue Routerを使用したシングルページアプリケーションの作成方法
- Firebase Authenticationを使った認証機能の実装方法
- Firebase Cloud Firestoreを使ったデータの保存方法
- Firebase Hostingを使用したアプリケーションのデプロイ(公開)方法
Vue.js + Firebaseで作るシングルページアプリケーション
JavaScript(React Native)でスマホアプリを開発したい方向け
JavaScriptでiOSとAndroid両方のスマホアプリを開発したい方向けののコースです。
React Native で iOS / Android アプリ開発をゼロから始めよう!
こんな方にオススメ!
- JavaScriptでスマホアプリを開発してみたいしたい方
- フロントエンドエンジニアからアプリエンジニアに転向を考えている方
- スマホアプリ開発からリリースまでの一連の流れを手を動かしながら学びたい方
JavaScriptのフレームワークの一つであるReactがもとになったスマホアプリ開発ができるプラットフォームReact Nativeを学び、実際にスマホアプリを開発してAndroid・iOSアプリ両方としてリリースしてみたいという方にオススメのコースです。
HTML・CSS・JavaScriptの基礎から、初学者がつまづきやすい開発環境の構築とリリース作業に関しても詳しく説明されており、プログラミング初心者の方でも理解しやすいコースになっています。
React Nativeでのスマホアプリ開発を手をうごしながら学べることはもちろん、より少ない手間でiOSとAndroidアプリの開発が進めるられるExpoという技術の利用方法も紹介されているのが嬉しいですね。
このコースで学べること
- React Nativeでのスマホアプリの開発方法(ユーザー登録、ログイン、メモの登録・編集・削除ができるメモアプリ)
- 実践的なスマホアプリ開発を進める一連の手順
- HTML, CSS, Javascript, Firebase, React Native, Expo, Cloud Firestore
React Native で iOS / Android アプリ開発をゼロから始めよう!
まとめ
以上、現役エンジニアが選ぶUdemyのJavaScript入門のオススメコースでした。
JavaScriptは学習難易度が低めなので初心者の方でも簡単に取り組めるのにも関わらず、Webサイトの画面の制御をするときに必ず必要になりますし、スマホアプリの開発にも取り組むことができるというメリットがあるので、早めに習得しておきたいプログラミング言語の一つですね。
「JavaScript以外のプログラミング言語も学んでみたい!」という方は、エンジニアの学ぶ目的別にUdemyのオススメのコースを紹介している記事もあるので、こちらも読んでみてください。
では!