「あのメディアってどのくらいのPVがあるのかな〜🤔?」って気になることありますよね。どうせ記事を書くなら競争相手が少ない(まだそのワードで記事が少ない)領域で記事を書いた方が読者にとっても助かるし、自分の記事も読まれやすいしなので、競合の記事を分析するのは大事。
今回は、競合のサイトの分析をするツールSimilarWeb(無料版)を使ってみて活用できる部分と活用できない部分が分かったので、まとめておきます。
SimilarWebとは
SimilarWebとは、Webサイトのデータとインサイトを分析することができるツール。ツールの開発元は2007年に創業されたイスラエルの会社のようです。無料版でも利用できる機能で、WebサイトのURLを入力するとそのサイトのセッション数、直帰率、デバイス比率、流入チャネルなどを確認することができます。
SimilarWebを使ってみる
それでは、早速SimilarWebの無料版を使ってみます。
SimilarWebの日本語版サイトにアクセスし、必要項目をクリックして「無料版を試してみる」をクリックします。
必要項目を入力してダッシュボードに遷移したら、右上の検索窓に調べたいWebサイトのドメイン名を入力します。このサイト「https://www.virtual-surfer.com/」のデータを調べたい場合は「www.virtual-surfer.com」を入力します。
検索窓に調べたいWebサイトのドメインを入力すれば、そのWebサイトのデータ一覧がダッシュボードに表示されます。とっても簡単ですね。
SimilarWebの精度を検証してみる
競合のサイトのデータをSimilarWebで分析するのであれば、SimilarWebの算出しているデータの精度が良いのかどうか気になるところです。今回はGoogle AnaliticsでのブログデータとSimilarWebのデータを比較し、項目ごとに正確性を検証してみます。
Google AnaliticsとSimilarWebのデータを比較したものが下の画像です。(いずれも2018年9月の1ヶ月分のデータで比較しています)
それぞれの項目の正確性をまとめたのが以下。
項目名 | SimilarWebのデータ | Analiticsのデータ | 精度の高さ |
---|---|---|---|
セッション(訪問数) | 17,525 | 18,107 | ○ |
平均滞在時間 | 00:43 | 00:46 | ○ |
デバイス比率 | 63.33% : 36.67% | 58.9% : 41.2% | △ |
ページ/セッション(訪問数) | 1.14 | 2.51 | × |
直帰率 | 83.09% | 0.28% | × |
チャネル(Organic) | 84.27% | 91.9% | △~× |
セッション、平均滞在時間の項目は精度が高いものの、ページ/セッションや直帰率の数値が大きく乖離していることがわかりました。このことから、どの程度のユーザーがどの程度の時間アクセスしているのか?の参考としては活用できるかもしれないですね。(サンプル数が1なのでこれだけで明言することはできませんが。)
SimilarWebの仕組みは?
ちなみに、どうやって複数のサイトのセッション数などを精度高く収集しているのか?気になってサイトを色々読み漁っていると以下のような記述がありました。
私たちは、業界随一の制御装置によって得られたクリックストリームデータと、月間10億ページを分析するクローラーによって得られた情報を統合し、Web上のユーザーの軌跡を得ます。
(引用:私たちのデータについて|SimilarWeb - 競合サイトWebサイト解析ツール)
難しいことが言われていますが、あらゆるWebサイトをGoogleのボットのように機械的にアクセスしていって得られるデータを元に数値を算出しているようですね。
まとめ
以上、「SimilarWeb(無料版)は競合サイトの分析に使えるのか?精度を検証してみた」でした。
個人で趣味でブログ運営をするにしても、やはり多くの人に読まれなければ意味がないですよね。より読まれやすい記事を書くには、競合が少ない領域を選ぶことが一番効果的。
競合の少ない領域で記事を書くことの価値に関しては↓こちらの記事をどうぞ。
他にも良さそうな競合分析ツールがあれば、検証して結果を書いていこうと思います!
では!