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大前研一さんの8年前に書かれた本が現代を言い当てていて脱帽


こんにちは!都内でWebエンジニアとして働いている仮想サーファーです!

今回は、大前研一さんの『民の見えざる手』という2010年に初版発行された本が、現代の様子を見事に言い当てていて学びが多かったので感じたことなどを書いておきます。

約8年前に書かれた本ですが、消費者はどのようなものにお金をつかっているのか、どのような生活を送っているのかなど、2018年の現代にも通ずるものがあったので読んでいて確かになあと納得する指摘が満載でした。


牛丼と高級旅館に行く消費者

同じ一人の人間で、高級店と廉価な店、高級店と激安店とを臨機応変に使い分けるように変わってきているのだ。一人一人の消費シーンでも「中間」がなくなって、「高級」と「格安」の”二極化”が進んでいるといえるだろう。
(引用:『民の見えざる手』大前研一 第一章

現代(2010年)の消費者は、2008年のリーマンショック以降の長いデフレの時代を経験して、ものが売れない = 給料が上がりにくいという経験をしている。そのため、食事はコンビニの弁当や牛丼など安く済ませるなど日々の生活の出費は最小限に抑え、半年に1度には彼女との大切な思い出づくりのために高級旅館に泊まりに行ったりする。

このように、日常生活の出費は最小限に抑えつつ、思い出や特別な出来事にお金を使うという傾向があると指摘されています。この傾向は、2018年の現代のサラリーマン(僕の周りにいる人々)にも当てはまる気がします。


インドネシアの成長

私は2008年5月に首都ジャカルタで講演した際、これからは「BRICs」ではなく、インドネシアのIを加えて「BRIICSs(ブリークス)」と呼ぶことを世界的に要求すべきだと提案したのだが、今やまさに「BRIICSs」の時代に突入しているのだ。
(引用:『民の見えざる手』大前研一 第三章

大前さんは、2008年の段階でインドネシアが急激に成長することを予見していたようですね。実際、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)とインドネシアの国内総生産(GDP)の推移を表したグラフが下の画像です。


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(画像:世界銀行のデータをGoogle Public Dataで参照)

中国は、鄧小平主導で社会主義市場経済が推進された2002年以降、指数関数的な経済成長を遂げていて他のBRICsを圧倒しています。中国を除くと、GDPの大きい順にインド・ブラジル・ロシアと続きますが、インドネシアの経済成長はロシアに肉薄してきていることがわかります。

これからも人口が増えて人口ボーナスを享受できるインドネシアがロシアのGDPを追い越す日も近いかもしれません。


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(画像:世界銀行のデータをGoogle Public Dataで参照)

ちなみに、東南アジア諸国の中でのインドネシアのGDPを見てみると、圧倒的にインドネシアの経済力が強いことがわかります。


以上、大前研一さんの『民の見えざる手』を読んでみての感想でした。数値や社会動向から数年先の経済状況を考察して、指摘されているので、個人のキャリアや今後の経済動向の考え方を学ぶ上でとても参考になる本でした。


2018年の日本の状況から日本はどうあるべきか、どんな課題に取り組むべきかが説かれたこちらの本もオススメです。


大前研一 日本の論点 2018~19
大前研一 (著)


では!