仮想サーファーの波乗り

仮想化エンジニアの日常

プログラミング・SNS分析・仮想通貨・自動化などに関してよく書きます。

エンジニア社会人1年目が1年間で得たものと失ったもの


今日(正確には昨日)で社会人1年目が終わりました。

「会社で働くということ」を一ミリも理解できていない状況から1年間を過ごしてみて、この1年間を振り返っていこうかなと。

・エンジニア会社員として、1年間で何を学ぶことができたのか? ・夜/土日は何をして過ごしたのか? ・会社員として生き、1年間で何を学び、失ったのか?

に関して振り返っていきます。4月から社会人になる方や、僕と同期で社会人1年目の方にとって「ああ、会社員1年目ってそんな感じなのね。」と思ってもらえればいいかなと。


エンジニア会社員として、1年間で何を学ぶことができたのか?

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まずは、エンジニア会社員としてどんな仕事をしてきて、日々の業務からどんなことを学ぶことができたのかを振り返ってみます。

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社会人1年目でやってきたことはこんな感じ。

4月から1ヶ月くらい「社会人とは?」みたいな研修があり、その後5,6月はJavaの基本的な研修。課題が出されて、それを永遠に「実装⇄レビューもらう」を繰り返す。実装の時に意識すべきこととかをガンガン指摘されるので、ノリでコードを書いていた僕は圧倒的に指摘されまくりました。7月には一つWebサービスを作ってみようということで、Javaを使って簡単なWebサービスの企画→実装→ビルド&デプロイ→リリースを自力でしました。これを通して、「ああ、Webサービスの全体像ってこうなってるんだなぁ」という雰囲気を学ぶことができ、給料をもらいながら自分のつけたい機能を好きにガンガン実装していく時間は結構楽しかったです。

Webサービスを一通り作りきったら、実際に業務に入りました。僕が勤務しているのは事業会社なので、「この領域の数字を上げていこう!」という特定の課題領域に対して取り組むチームにアサインされ、プロダクトマネージャーの方が企画した施策を実装しまくる。来る日も来る日も実装実装。エンジニアとしての実装力を上げたかったので、この期間を通して実装する能力がちょっとずつ向上していくのは嬉しかったです。同時に、事業ってこういうふうに伸びていくんだなぁ...みたいな事業の成長要因を間近で感じられる環境だったので、個人的にはとても楽しい日々を過ごせました。

そして、11月から12月にかけてチームでの開発が一通り終わり、チームが解体されてからは僕は特にチームにアサインされることもなく、日々取りこぼしの機能バグや小さい機能追加をしていく日々。この時期は急にチームで仕事をしている感がなくなってしまって、目の前の実装のための実装をしているみたいな。あれ?事業を創れるようなエンジニアになりたかったのに小さい機能追加とバグ修正しかしてなくね?俺っている意味ある?みたいな病み期に突入しました。と同時に異常なほど仮想通貨界隈の盛り上がりが発生していて、「ああ、これは仮想通貨に時間使ってたほうが楽しいぞ。」と気づき、Twitterとブログを始めて「仕事は業務時間だけ!業務時間外はブログとTwitter!」という生活が始まって今日に至ります。

総括すると、文系で初心者から1年間エンジニアをやってみて「簡単なWebサービスなら1ヶ月で作れるようになったけど、スタートアップでリードエンジニアとしてゴリゴリ開発していくことはまだできない。」という超中途半端な感じで終わったなぁという印象です。

・環境構築→実装→ビルド&デプロイの一連の流れは理解してWebサービスを1から作れる。
・XSS, SQLインジェクションなど最低限のWebセキュリティの意識すべきことは知ってる。
・SQLは複雑なクエリでなければパッと書いてデータ取得できる。
・Github, Java, Pythonはある程度は触れるし、ググりながらであればある程度実装できる。

くらいにはなったけど、業務だけだと1年目始まる前に思っていたよりエンジニアリング力は伸びなかったですね。


夜/土日は何をして過ごしたのか?

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次に、会社員として働きながら平日夜や土日に何をしていたのかを振り返ります。

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振り返ってみると、マジでクソみたいな夜と週末を過ごしてたんだなぁ...。4月から7月くらいは「社会人1年目飲み会!!」とか「合コン!」とか「事業部飲み会!」とか「交流会!」とか謎のウェイウェイイベントに参加しまくりました。給料のほとんどをそれらの参加費に費やして、結果得たのは浅ましい人脈だけ。こんな生活続けていいのかな...?と思いながらも何となく過ごす日々。7月くらいからはなぜか記憶がありませんが、東京の夜の街でなんか色々してたようなしてなかったような。とにかく記憶がない...。そんで、やべえなと思いながら過ごしてた10月くらいにEthereumのVitalikの記事に出会います。ここで「仮想通貨?ブロックチェーン?何じゃそりゃ」という状態から興味を持って色々調べていく中で面白さにのめり込んでいき、気づけば給料のほとんどを注ぎ込むようになっていきました。そして12月からTwitterとブログを始め、3ヶ月間適当に色々つぶやいて記事書いてたらTwitterのフォロワー1700人、ブログ読者登録130人ほどになりました( ´ ▽ ` )ノ

10月から本格的に投資に関して考え始め、自分の使える時間・金融資産がどの程度あって、どの資産を何に投資すればいいのかな?ということを考えて行動するようになりました。それまでは日々の興味に従って散財して月末には資金ゼロ...みたいな状況だったので、10月にVitalikの記事に出会ったことは大きな価値があったなぁと思います。


会社員として生き、1年間で何を学び、失ったのか?

以上のような会社員1年間を過ごしてきて、手に入れることができたこと、失ったことをまとめておきたいと思います。


目的のない飲み会はクソ。強い意志を持って断るべし。

これは社会人1年目のすべての人が通る道だと思います。「〇月〇日飲み会な!」と勝手にLINEグループで予定が作られる。または事業部内で謎の飲み会が開かれる。僕も7月くらいまではガンガン飲み会に参加していたのですが、7月くらいからは行くのが嫌になって参加しないようになっていきました。会社員(特に同じ会社員だけ)の飲み会に行きたくなくなった理由は、「会社の愚痴か、いない人の世間話にしかならない」という飲み会の不毛さを知ったからです。会社員同士で飲み会に行くと、必ず共通の内輪ネタになります。そして、その内輪ネタで盛り上がる内容の多くが、いない人・会社の嫌/変わってるところを挙げていく大会。「別にその話しても楽しくなくね?物事前進しなくね?」みたいな会話が繰り広げられます。自分がこれに参加しても何も学ぶことないし、そもそも酒美味く飲めねえな。と思ったので参加するのをやめました。

当初は「〇〇行くっしょ?」て誘われて断ることに抵抗を感じていましたが、嫌な気持ちになるような飲み会に自分の給料を払っていくの馬鹿らしいし、気を遣って行ってたらいつまでも呼ばれるし不毛だなと思ったので、強い意志を持って断るようにしました。最初の何回か強い意志を持って断れば、その後誘われることも減っていくので、弱い意志でも断れるようになります。これ重要。


対案なき批判は無価値。代替案を提案しないと物事は何も変わらない。

これは先述したクソ飲み会がクソ飲み会たる所以です。会社員として働いていると、「別にこの状況を変えなくても給料変わらないし、そんなに本気で変えたいとは思っていないけど、ちょっと嫌だ。」という状況になった時に、代替案のない批判をしだします。「朝のミーティングが時間の無駄だから、何とかしたい!」とか「会社への交通費くらいくれ!」とか、文句じみた発言が数多くなされます。

1年間会社員として働いていて、色んな人の行動を見てきて

・対案なく批判をする人は本気で物事を変えたいと思っていないから批判だけする。
・対案を持って現状の問題を解決できる提案をする人は物事を実際に変えている。

という違いがあるなと発見しました。自分はどっちの方がいいかな?と考えて行動すると良さそうだなと。


仕事を待ってたら、つまんねえ仕事しか回ってこない。

これは嫌なほど実感した1年間でした。仕事の中でどれが優先度が高くて、事業にとって自分は何に取り組むのが一番良いのか?など小難しいことを考えて一番取り組むべき仕事とか分かんねえし、上司が振ってくれる仕事を待ってよう。という姿勢になってしまっていました。その結果、「何か取り組みたいことある?」と上司に聞かれた時に何も答えられず、結局、事業にとって意味あるの?みたいな小さいバグ修正や、小さい機能追加に取り組むことになってしまいました。

事業のどこに問題がありそうなのか自分なりにまとめておいて、「その問題の中で一番自分が取り組みたいものは何なのか?」を常に持っておく。そして、手が空いたり上司に「何か取り組みたいことある?」と聞かれたらやりたいことを伝える。という仕事の仕方に変えたことで、自分の取り組みたい仕事も明確になるし、自分が取り組みたい仕事よりも事業観点で優先度の高い仕事があれば、そっちを上司から与えられるという仕事の進め方を取れるようになりました。

会社員として普通に働いていると、ある時期までは「待ってても仕事がある状態」が続きます。しかし、その時期に「待ってて良いんだな」という姿勢を覚えてしまうと、仕事を取りに行く、仕事を作り出すという能力が徐々に削られていきます。これは会社員の大きなデメリットと言えますね。


何に自分の資産を投資するのか、ちゃんと考えた方がいい。

僕も7月くらいまで全く考えてなかったのですが、自分の可処分所得をどの程度のリターンを期待して何に投資するのか。自分の会社員としての時間を会社での仕事から何を得るために投資しているのか。休日は何に時間を投資して、どのようなことを目指すのか。ということをしっかりと考えて自分の資産をコントロールしないと、いつの間にか自分の資産は擦り減っていきました。それこそ自分の給料や時間が有限であることを意識できていなかったので、「飲み会行くぞ!」となったら行くし、週末に「同期で旅行行くぞ!」となったら、何も考えずに行くみたいな。

別に「飲み会に行く」とか、「同期と遊ぶ」とかが価値がないわけではないのですが、この機会を通してどんなことを期待していて、この機会に自分の限られた資産を投資しても良いのか。と自問してから機会選択すると、その機会に対してのコミットメントが高まりました。例えば「この飲み会は、事業部で大変な問題を乗り切った功績を互いに称え合う機会、また普段話せない同僚と話をするために貴重な機会だ」と自分の機会選択に対しての目的意識をしっかりと持つことで、その飲み会で最大限のパフォーマンスを出したい!と自然に思うようになれました。ちょっと面倒くさいですが、意識するかしないかで機会から得られるリターンが大きく変わるので、結構オススメです。


質問するときは自分なりの仮説を持ってからしろ。

これは当初全然できてなくて上司を困らせたなと思います。例えばメール送信の処理を追いかけている時にどうしても分からない処理があった時に、「ここの実装って何してるんですか?」と聞いてしまって、上司に1から説明してもらうみたいなことが良くありました。ここで1から説明してもらうことで上司の時間も自分の時間も数分使ってしまうのですが、あんまり頭には入ってきていませんでした。

「なんで丁寧に説明してもらってるのに頭に入ってこないのかな?」といつも不思議だったのですが、理解度が高い時との違いとして、理解度が高いときは「この処理ってロジックの条件分岐の書き方が非効率じゃね?先にif文でチェックして該当すればreturnした方が絶対効率的でしょ。」みたいに自分の中で仮説ができた状態で疑問をぶつけているなと気づきました。自分の中で「これはこうでしょ。」みたいな仮説がある分、上司から説明を受けた時に、「ああ、自分の考えのここが間違っていたんだな。」と振り返りが具体的にできるため、理解度が高まりやすかったのかなと。

それに気づいて以降、何か質問する時には自分の仮説を最初にぶつけてから質問をするようにしました。そうすることで、上司も説明するべき箇所が明確に理解できた状態で説明できるので1から説明してなくていいし、自分も理解度が高まる結果となりました。


配属されたら、まずは何よりも最初に心理的な安全性を確保すべき。

gendai.ismedia.jp

これは配属されてから上司が意識的に動いてくれてとても助かりました。「心理的安全性」とは簡単に言うと、「こんなことを言ったらチームメイトから馬鹿にされないかな」や「リーダーから叱られないかな」などの不安を、チームメンバーが持っていない状態のことを言うそうですが、僕が配属されてすぐに上司が、事業部内で今後相談することが増えるだろう人と30分程度話す機会を作ってくれました。これによって、事業部内で何か困った時に「誰に相談すればいいかな?」「そもそもこんな初歩的なこと相談してもいいのかな?迷惑じゃないかな?」と悩むことなく、困ったらすぐに相談することができました。

新卒の頃は特に「仕事の何がわからないのかわからない」状態に陥って相談すれば5分で解決することに1時間以上かけてしまうことなどもあるので、「困った!Javaの実装に関しては〇〇さんに聞こう!」とすぐに困った時に聞きに行ける心理的なハードルの低さを用意してくれたのは今でも感謝しています。事業部・チームとしてこの状態を作り出すためにリーダー・各メンバーが動くことができれば、問題を迅速に発見でき、わからないことに悩んで時間を無駄にする時間を少なくして、より良いチーム状態を作り出せると思います。


何を自分の固有業務とするのか?を決めて熱中した方がいい

僕がこの1年間で失敗したなと思うのがこれです。どんな仕事が自分が集中して取り組むべき仕事なのか?を決めずに興味のあることに色々浅ましく手をつけた結果、エンジニアリング能力もそこそこだし、文章書く力もそんなに高くないし、事業成長のために事業の数値を考える力も秀でているわけではない。という価値発揮のしづらい人材になってしまったなと。

新しくプロジェクトを作ろう!チームの誰を選ぶかな?となった時に、「Webアプリケーションの実装なら〇〇さん!」「デザインなら△△さん!」「Webマーケティングなら××さん!」というようにバイネームで名前があがるかどうか?という点で、あらゆることに浅ましく手を出した自分の名前があがることは少なく、結果的に誰でもできそうな機能実装しか仕事として回ってくることがない。自分で仕事を作り出さないとつまらなさすぎて死んでしまいそうになる。という状況になってしまいました。

自分と同じように未経験からエンジニアになって、「自分はフロントエンドに関して極める!」と決めてそれだけに注力して圧倒的にフロントエンド能力を高めることができている同僚もいることを考えると、色々と興味のあることに手を出し続けた1年は失敗だったなと。サーバーサイドのエンジニアとして働く立場になったんだから、「サーバーサイドエンジニアとしてアプリケーションサーバーの実装は誰にも負けません!」とか「Webもアプリも実装できます!」とかサーバーサイドのエンジニアリング能力に絞って仕事・趣味の能力開発に時間を使った方がよかったなぁと後悔しています。これは2年目からの改善点です。


社会からフィードバックを得る機会は意識的に作った方がいい

会社員として働いていると、会社内で求められている仕事に時間を使い、自分の所属している事業での正解を積み上げることで手堅く給料をもらうことができます。この会社員という構造に慣れてしまうと、「社会では何が求められているのか?自分は何を価値提供できるのか?」という社会の要請に対しての意識が薄まってしまいます。その結果、社会で何が起こっているのか?に対して鈍感になってしまい、自分の資産を何に投資すべきか?という感度が鈍ってしまうなと。

「仮想通貨がやばい!」と個人ブロガー界隈が騒ぎ始めたのが2017年5月頃からで、会社員の同僚たちが「仮想通貨やばいよね!」と言い始めたのが12月前後だったように思います。つまり、社会との接点・社会の要請の変化を嗅ぎ取るという点において、半年近くのズレがありました。これは仮想通貨だけに言えるわけではなくて、「中国の市場はどうなっているのか?」「ブロックチェーンの社会実装はどうなっているのか?」「ブロガー界隈で誰が人気なのか?」「tik tokが流行っている」など社会的に新しい動きがどこで起きていて、どこに自分の時間・金融資産を投資するのが一番リターン大きそうか?というのは、会社の中に属しているだけでは入ってきづらいです。

Twitterやブログで界隈の先頭を走っている人を追いかける仕組みを作ったり、学んだことをブログやTwitterで発信して、どんなことに周りは興味を持っているのかリアルな反応から知っていれば、自分の身の振り方を間違えづらいのかなと。この辺はまだうまく言語化できていませんが、超大事なのではと実感しています。


腐らず茶番を楽しめ

1年間会社員として働いてきて、「これって何になんの?」「別に俺がせんでもいい仕事じゃん...。」とかって悩むことが多々ありました。そんな時にネットサーフィンしてたら出会ったこの言葉。

「10年後にはきっと、せめて10年でいいからもどって、 やり直したいと思っているのだろう。 今やり直せよ。未来を。 10年後か、20年後か、50年後からもどってきたんだよ今。
(引用:2ちゃんねる)

結局はこれだなぁと。今しか生きれないし、今は今しかないし、社会人1年目は1回しかないし。

いつまでも会社員続けてるかどうかも分からないなと思うと、会社員として今しかできないことを精一杯やってみようと思えました。自分の目指してることに対して自分のできることがしょぼすぎて、腐ることの多かった自分でしたがこの言葉に出会って脳天をぶん殴られた気分になりました。今に本気になれずに今に生きてないなと。



↑ もう3週間。まだ3週間。不完全燃焼気味な1年目でしたが、反省を生かして2年目の今を生きていきます∧( 'Θ' )∧


では!