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【書評】落合陽一さんの『日本再興戦略』を読んで再考① ~個人としての生き方~


こんばんは!


今回は、落合陽一さんの『日本再興戦略』を読んで、「変化の激しい現代における処世術が説かれている!もはや国の指定教科書になってもいいんじゃないか!」と感じたので、学びを書いておくことにしました!


現代において活躍する個人としての生き方とは?


LivePicksで放映されているWeekly Ochiaiでは、毎回ビットコインの相場の動きとその背景に関して、ポジションを取ることなく的確な分析を客観的にしている落合さん。そんな彼が現代において個人はどのような生き方を選択するべきなのか?という観点で提言していることが本質的だなぁと感じたので、一つずつ紹介していきます。


「ワークアズライフ」と「ストレスマネジメント」


今までのように「生計を立てるための仕事の時間」と「自分の好きな趣味の時間」のように時間で自分の取り組む活動を管理するのではなくて、自分にとって最もストレスがかからないように、ストレスがかかる活動とストレスがかからない活動を生活の中で最適に配分していこうよ。という考え方。


これは納得感が高いですね。お金がもらえなくても楽しいから時間を気にせず没頭できることもあれば、お金をもらってもやりたく無いような作業も生活の中には雑多に混在していて、それらを時間で句切ろうとしているのが今までの生き方でした。しかし、それらを一旦ゼロから捉え直して、自分にとって最もストレスなく熱中して取り組める活動は何かを考え直し、その活動に専念していくという考え方は、個人の生産性や幸福感を上げていくという意味でとても意義深いことと感じました。


士農工商の農(百姓)としての生き方


江戸時代の基本的な社会階層として存在した「士農工商」という考え方。これを改めて捉え直してみると。
「士」とは、社会の枠組みをつくり、全体としての仕組みを整えていく役割。職能でいうと官職のことを指す。国全体の最適な仕組みをデザインしていく重要な役割。
「農」とは、当時でいう百姓のこと。農業もすれば、モノを販売する行商となることもあれば、大工もするし、猟も漁もする。今最も必要とされている仕事をマルチに兼業していく働き方。
「工」とは、専門的な職人。靴作りの職人や、酒造りの職人など、専門的な能力・仕事に特化している人。
「商」とは、商業を担う一般的なビジネスマン。ゼロサムゲームの中で利益を最大化することを目指す知識労働者のような役割。


これらの役割の違いがある上で、江戸時代においては「士」 > 「農」 > 「工」 > 「商」という順序で社会的な価値があると認識されていたと。「農」に位置付けられる百姓は兼業しながらその当時に必要な生産物を作っていたから社会的な価値があり、「工」に位置付けられる職人も生産しているという意味で社会的な価値があるものの、「商」人は何も生み出していないから社会的には価値は低いものであったということでした。


そして、テクノロジーの発達した現代においては「農 = 百姓」になるべきだと。インターネットの発達による個人の情報発信手段の獲得、生産したものがニッチなものでも、価値を感じる人を世界中から探すことができること、コンピュータ技術の発達によって、専門能力の獲得コストは下がってきていて、誰でもクリエイターになれること。これらの状況下では、個人は今の時代の変化を敏感に感じ取って、マルチに生産し、発信していくことが最も賢い生き方だと言及されています。


大企業でも副業が解禁されたり、堀江貴文さんが『多動力』を大事にせよと説いていたり、有名ブロガーが大手マスメディアよりも早く精度の高い情報を発信していたり、現代はマルチに活動する百姓が力を持っていることは明らかですね。


わらしべ長者としての生き方


時間をかけて自分のやりたいことをじっくり考えるという「自分探し的生き方」から、その時その時に最適な方法を選んで行動し続ける「わらしべ長者的生き方」が現代には合っていると述べています。また、意識の高いことを発言するだけして満足するのではなく、実際に行動しながら考え、発言せよと。


これも納得感が高い言説でした。僕も1年半前には「就職活動」という日本の同年代が一斉に自分探しをするイベントに参加しましたが、めちゃめちゃ不毛だなと思っていました。面接で同じようなことを話すのがめんどくさかったので、知り合いに会社を紹介してもらって、面接をパスするという裏技を使い倒したのがいい思い出です。「自分探しをしている暇があれば、自分磨きをした方が自分のキャリアにとって効果的でしょ!」と思っていたので、大学生を企業に紹介する個人事業を始めて、自分を売り込むと同時に他の大学生の採用も営業するという荒技も使っていましたね。笑


映画『ひるね姫』に関しての言及もされていたのですが、「目の前の問題に対処していたらいつの間にかうまくいっていた!」というストーリー展開が今の時代に合っているということを言われていて、確かになあ。と深く納得しました。


価値観と世代の分裂


これは、本に書かれてはいなかったですが、落合さんの言っていることとしてあるなぁと思ったことです。「Youtuberがオープンに私生活をさらけ出してて気持ち悪い」や「SNSで自分の生活を切り取って発信し続けるの疲れる」という感覚を持ち合わせて現代の若者に対して抵抗感を持つ中年世代と、自分の生活をさらけ出し、いつでもSNSで発信すること、Airbnbやメルカリで他人とモノをシェアすることが当然の生き方となっている現代の10代〜20代前半世代の価値観の分裂。これが生まれているのは、古い価値観がインストールされていて、その価値観での生活に慣れてしまっているからだと。ここに新しい価値観に乗り遅れる原因があると。


これは面白い指摘だと感じました。「出世して、自分の給料で車を買って、家を買うのが当たり前」と思っている上司もいれば、「1社でだけ働くってなんで?車買わなくてもUber呼べばよくない?家買わなくてもシェアハウスで生活すればよくない?」と考えている最近の新卒の価値観もあり、彼らの間には確かに世代間の価値観のギャップがあるなと日々感じています。ここで重要だなと思うのは、「誰でも新しい世代の価値観に乗り遅れる。」ということだと思います。それまで自分の生活の前提となっていた慣れから急に抜け出ることは容易ではないので、どんな人でも新しい価値観に対しての抵抗は持ってしまう。しかし、そこで大事なのは、新しい価値観に抵抗を持っている自分を認識して、新しい価値観に自分をアップデートすることだと。


以上、日本再興戦略を読んで感じた、これからの時代の個人としての生き方で大切な考え方でした。


じゃあ、自分の生き方どう再興するよ?


ここで「いい本だ〜!」と感じるだけで何も普段の行動が変わらないのが、落合さんが切り捨てている「批評家」だと思います。
僕は批評家で終わるのは絶対嫌なので、自分の行動習慣・生き方をどのように変えていくか再興したいと思います。


仮想サーファーの「ワークアズライフ」


僕にとって、ストレスがかからない没頭できる活動は、「新しいことを学ぶこと」、「できなかったことができるようになること」です。
それらを具体的にどのように自分の生活のポートフォリオに再配分していくのか考え直します。


・本業のWebエンジニアとしての仕事は、必ず定時内で期待以上の成果を出す。
・2018年3月から、ブロックチェーン関連ベンチャーで兼業インターンを始め、2018年の12月までには会社に依存せずどこの国でも生活費20万円を安定的に稼げるプログラミング能力を身につける。
・2019年の4月から2020年の3月まで、中国の広州に中国語留学し、インターンしながら、ブロックチェーンプログラミング、行政、スタートアップのサービスを学ぶ。
・2020年3月まではこのブログを書き続け、学びや発見したことを発信しつづける。


以上のように配分します。もちろん、わらしべ長者的にその時々でやりたいことが変われば最適な選択肢を選びますが、マルチに何でも挑戦する姿勢は継続します。


ブロックチェーン関連のインターンはできるかわからないですが、最初は無給でも働かせてもらう精神で仕事を奪取しようと思います。本業あるから、死ぬことはないしね。


自分の生き方を定義し直すという意味で、特に若い世代の人(僕と同年代くらいの人)に読んでみてほしい1冊ですね。



では!